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山で死にかけた話③-Ⅲ

すっかり寒いですね。




関東では木枯らし一号が吹いたとか。



それでは意外と多くのコメントを頂いた、山話の続きをお送りします。




ガッ、ガッ!
恐怖が走る中、アイゼンの爪でなんとか滑落を止めた。
10mは滑っていた。

本来はアイゼンで止めるのは危険らしい。

でも本能だった。
必死だった。

「ひぃっひぃっ!」

情けない声も漏れる。



本当にイヤな汗が流れた。
気温的な寒さとは違う寒気に襲われた。

帰りたくなった。
ホテルのレストランに戻って、温かいものが食べたい。

ケガはないか?
まだいけるな?

呼吸を整えながら、心で押し引きの葛藤があった。


今思うと完全な判断ミスだが、まだ上を向いていた。
(もともと未経験者1人で雪山というのが判断ミスである。)


滑落の恐怖を味わい、さらに慎重に足元を確認しながら登る。


足元しか見てなかったので、急に平らになった時にはビックリした。

乗越浄土(のっこしじょうど)と呼ばれる中間地点だ。


休める。
驚きは、すぐにささやかな安堵に変わる。


風が凌げそうな岩場の近くにリュックを降ろし、まず手をこすって温める。

水を飲もうとするが、ペットボトルごと凍っているw

-15℃。
今思えば当たり前よね。

ちなみに体感温度は風速1mにつき1℃下がると言われてるので、ZEROはこの時-30℃以上、いや以下か、の寒さを体験したといえる。



サーモス(小さい魔法瓶みたいなの)を取りだし、お湯をそのまま飲む。

110107.jpg

スープやコーヒーの粉を持ってきているが、そんなもん作ってる余裕はナイ。

そこいらで用を足そうとするが、風によって小便が自分に襲いかかってくるw
それくらい風が強かった。


そんなふうにして、雪山現象を楽しんでると、下から例のカップルがあがってくる。


地獄に仏。
孤独だったZEROは救われる思いだった。

1人では限界の旨を告げ、迷惑にならない範囲でついてく事にする。

カップルは気さくで、超山好きだったため、為になるし、会話が途切れる事はなかった。


話によると、急斜はもうなく、中岳と呼ばれる山を越えてすぐだという。
(ちなみに雪のない晴れた日なら1時間もかからない距離だwまさにピクニック)

その中岳について一行の足は止まった。


『この岩場を越えて、あとちょっとだけど、視界はどんどん悪くなってるし、岩場の先をチラっと覗いたけど、風が吹き続けてる。こんなんで登頂してもなんの感慨もないし、自分達は引き返すつもりだけど君はどうする?』

カップル彼の説明を要約するとこうだった。

「一緒に帰ります」

迷いは無かった。
ノータイムの打牌だ。

散々無理しといて何だが、これ以上無理して登頂しても、登頂してなんだって話だし(景色もクソもないだろうしねw)何より、1人でたどり着いて帰ってこれる自信が無い。

それくらい視界が悪いし、手と耳のしびれが限界だった。


そうと決まり、今来た道を帰るのだった。。




が、ZEROの試練は終わっていない。




帰りの道すがら、営業してない山小屋に差し掛かった時、少しだけだがガスが薄くなった。

何やらカップルはちょっとここで晴れるのを待ってみるらしい。

2人は本格的なカメラを持参していて、チャンスがあれば頂上からの絶景を収めたいんだろう。

「降りたら晴れました」
じゃ、悔しいのはわかる。


「で、君はどうする?」

再び選択を迫られる事になる。

「自分は帰ります!」

本当は一緒にいたかった。
が、こんだけ依存しといてなんだが、あんまりべっとりして迷惑かけるのもなぁ…と思った。

もしかしたらこの極限の状況で一戦おっぱじめるかもしれないし。。
ないかw


そんな訳で、再び孤独な足を進める事になった。

やはり登りと違って足取りは軽い。



フンフンフーン♪





んが、数分経って、違和感を感じる。。

なんか道が…


違う気がする。。


恐ろしい悪寒に襲われる。


うん。
あの小便した平らな場所、通ってないわ。




横にロープ張ってあるから、登山道には違いないけど、ホテルに帰れるかはわからない。

また登るんはキツいけど、戻るか…

取り敢えず降りれば何とかなるかな…


その場で10分くらい立ちつくす。
上か下から登山者が来たら聞けるかな、って思ったし。

地図出すのも億劫やったし、出してもこの視界じゃ何もわからない。
事前の勉強不足すぎる。

もうホワイトアウトに近い状態で、20m先も見えない状態だった。

yjimagePZ4VKZ5C.jpg

360度、白の恐怖。
今考えても恐ろしい。



さて、止まっていても体は冷える一方で何も解決しない。
上か下に、動こう。

このままでは数時間で本気で死んでしまう。



頭の中で状況を整理してみる。

確実に言える事は…



「これは来た道と違う」
という事。


ここで変なとこに出たら、命に関わる。
恥を忍んでカップルのトコに戻ろう。


シンドイながらも再び登る。

はたしてカップルのとこに戻れるか。
カップルはまだいるのだろうか。

ZEROの気力はあとどれくらい残されてるのだろうか。




という疑問が浮かんできた時…


ふいに人影が見える。





カップルだった。


写真は諦めたらしい。

「間違えちゃったの?」
「え、ええ」

「手、大丈夫?」
「なんとか」

「熱いコーヒー飲む?」
「ありがとうございます」



情けないやら嬉しいやらで、泣けてきた。

この一杯のコーヒーがどれだけ身に染みた事か。


その後は慎重に下りる事になった。
何をどう間違えたのかわからないが、さっきは明らかに違う道を行ってたみたいだ。

例の平らな場所を通過し、滑落しかけた急斜面を一歩一歩腰を低くして慎重に下りた。

ホテルが見えてきた。


圧倒的安堵感がZEROを包む。




その後はレストランにて3人で食事し、山話に花を咲かせ(といっても、自分の質問ラッシュだったがw)一緒にロープウェーとバスで駐車場にいき、別れた。




ZEROは近くの温泉に向かった。


次回、最終話…というかまとめて終わりです。



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Comment

 

雪山恐ろしいですね。。

オ〇ニーの最中に読んでて身震いしましたよ(º﹃º )
  • posted by けけけ 
  • URL 
  • 2014.10/29 23:12分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

>けけけさん

それは読む環境が間違ってます!w
絶頂的な身震いだったのかも。
  • posted by ZERO 
  • URL 
  • 2014.10/29 23:15分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

いつの間にか続きが・・(;´д`)

死にそうな登山てエベレストとかそういうのだけかと思ってたけど日本でも十分危ないんですね(; ・`д・´)
  • posted by yu-----u 
  • URL 
  • 2014.10/30 11:46分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

>yu様

半端な装備・知識でいくと厳しいですね。
八段坂も厳しいです!
  • posted by ZERO 
  • URL 
  • 2014.10/30 14:57分 
  • [Edit]
  • [Res]

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