2019.10/18 [Fri]
ストロング リバーサイド ホテル【麻雀】
本日のテーマは河の強さ。
①














南家・5巡目
例えばこんなピンフのイーシャンテンで、
と
のどっちのトイツを落とすか。
後の安全度を考えて
を切るっていう人もいるかもしれないけど、単純な河の強さだけを考えると
を切ったほうがいい。
と
で大した差はないのでは?
って感じている人は少し考えをあらめたほうがいいかも。
を河におくことは、
だけでなく、多くの牌に影響を及ぼしてしまう。
例えばリーチした後に5pが通ったとする。














の安全度が大きく変わってくるよね。
が通ったときの
も同じ。
あとは
待ちが無くなるのも大きい。
が通った時や、
が4枚見えたときに、
を通されてしまう。
このように
を河に置くことは、
だけではなく、

の通されやすさにも影響を与えてしまうのだ。
細かいことを言い出すと、ピンズのイッツーや123の三色の可能性も薄くなってしまう。
これをふまえて次。
②














南家・5巡目
このような手牌だと、567の三色を見て
を切る人がほとんどだと思うけど、「河の強さ」という要素だけで考えると打
の方が圧倒的によくなってくる。
①で解説したように、端牌(
)のトイツ落としでもかなりの情報流出量だったというのに、
となるともうそれは半端ない。

・
といったマタギがかなり通しやすくなり、
が筋になる。
可能性の高くない三色のために、危険度の高い
をどこまで抱えておくか…という問題も出てくる。
点棒が足りない時やドラがないとき…など、打点上昇に価値が高いときは
を切るべきだとは思うが、平たい場でドラが1つ以上あるときは打
が優位になってくるのかな…とも思う。
③














(自分の捨て牌に
があるとする)
と
、どちらかを切ってリーチするとき、通常は外側の
を切るのが普通だ。
単純に、
を切ると
・
と
・
の2筋通してしまうからだ。
しかし、自分の捨て牌に
があるとなると話は難しくなってくる。
はもともと通っているとなると、まずは相手の立場からして
が通っている時の
と、
が通っている時の
で、どちらが切りづらいかの比較をしないといけない。
少し
の方が切りづらいだろう。
カンチャンとシャボの他にペンチャンがあるのと、愚形のときは外側の方がリーチにいきやすいからだ。
(赤の影響で中筋
の危険度もそれなりに高まるが、↑の要素を覆すほどではない)
その瞬間の危険度に差がなければ、私はもろひっかけですよーという顔をしながら
を切ってリーチする。(どんな顔だ)
④














(自分の捨て牌に
があるとする)
今度は捨て牌に
があるときだ。
これがまた一長一短あって難しい。
→
と切ってリーチすると、マタギがほぼ安全牌になってしまう。
はほぼ通されてしまうし、
もシャボの可能性がなければこれまたほぼ安全牌になってしまう。
それすなわち、
が通ったときの
や、
が通ったときの
にも大きく影響を与える。
また、チートイの可能性も薄くなり、少し字牌が通されやすくなってしまうだろう。
総合すると、これはかなりの情報流出量だ。
かといって
を切るとあらたな筋を自ら開拓してあげたことになってしまう。
自分の捨て牌に
両方あるときや、
が3枚見えているとき…などは、
を切ったほうがいいと思うが、そうでないときは未だにどちらの要素を優先すればいいかわからない。
⑤













ドラ
どちらのドラを切ってリーチすればいいのか問題。
基本的に赤を切ると、かなりの情報が漏れてしまう。
マタギや周辺のカンチャンが否定されるため、
が通ってマンズ全滅…というようなこともザラだ。
河の強さだけを考えると打
リーチしかないのだが、タンキやシャボ待ちに当たったときのダメージは大きい。
単純に、ポンされるだけでも大損となってしまう。
すでに他家から仕掛けが入っている場合は情報流出を承知で打
リーチ、誰も仕掛けていない、かつ序盤のうちは打
リーチが安定しそうだがいかがだろうか。
「河の強さ」という要素は、「受け入れ枚数」や「平均打点」などと違い、とても数字にしづらい上に、恩恵がどれくらいあるのかも実感できず、世の打ち手からかなり軽視されているように思う。
自分の捨て牌がどう見えるか?なんて、考える余裕がないかもしれない。
しかしリーチを受ける立場で考えると、イーシャンテンのときに危険牌が複数枚あればほとんどオリてしまうのに、1牌通せてしまったおかげでテンパイにこぎつけることができた…なんてことはザラだ。
河の強さというのは、アガリ率に直結する。
(たまに河が強すぎて押し返されてしまう…ということもあるが、頻度的にも少ないし本当に損なのかもわからない)
考えたことがなかった人は、いくつかの選択肢に迷ったときに、このことを覚えておくと、道が拓けるかもしれない。

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①














南家・5巡目
例えばこんなピンフのイーシャンテンで、


後の安全度を考えて




って感じている人は少し考えをあらめたほうがいいかも。


例えばリーチした後に5pが通ったとする。

















あとは






このように





細かいことを言い出すと、ピンズのイッツーや123の三色の可能性も薄くなってしまう。
これをふまえて次。
②














南家・5巡目
このような手牌だと、567の三色を見て


①で解説したように、端牌(








可能性の高くない三色のために、危険度の高い

点棒が足りない時やドラがないとき…など、打点上昇に価値が高いときは


③














(自分の捨て牌に




単純に、





しかし、自分の捨て牌に






少し

カンチャンとシャボの他にペンチャンがあるのと、愚形のときは外側の方がリーチにいきやすいからだ。
(赤の影響で中筋

その瞬間の危険度に差がなければ、私はもろひっかけですよーという顔をしながら

④














(自分の捨て牌に

今度は捨て牌に

これがまた一長一短あって難しい。




それすなわち、




また、チートイの可能性も薄くなり、少し字牌が通されやすくなってしまうだろう。
総合すると、これはかなりの情報流出量だ。
かといって

自分の捨て牌に




⑤















どちらのドラを切ってリーチすればいいのか問題。
基本的に赤を切ると、かなりの情報が漏れてしまう。
マタギや周辺のカンチャンが否定されるため、


河の強さだけを考えると打

単純に、ポンされるだけでも大損となってしまう。
すでに他家から仕掛けが入っている場合は情報流出を承知で打


「河の強さ」という要素は、「受け入れ枚数」や「平均打点」などと違い、とても数字にしづらい上に、恩恵がどれくらいあるのかも実感できず、世の打ち手からかなり軽視されているように思う。
自分の捨て牌がどう見えるか?なんて、考える余裕がないかもしれない。
しかしリーチを受ける立場で考えると、イーシャンテンのときに危険牌が複数枚あればほとんどオリてしまうのに、1牌通せてしまったおかげでテンパイにこぎつけることができた…なんてことはザラだ。
河の強さというのは、アガリ率に直結する。
(たまに河が強すぎて押し返されてしまう…ということもあるが、頻度的にも少ないし本当に損なのかもわからない)
考えたことがなかった人は、いくつかの選択肢に迷ったときに、このことを覚えておくと、道が拓けるかもしれない。

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- at 08:02
- [元麻雀プロが天鳳に挑戦]
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ZERO@MAXBET
効率を犠牲にして意図的に河を作る「迷彩」とはまた話が違ってきますw
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