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元麻雀プロが、パチ&スロで生計を立て、投資で富裕層を目指すブログ…

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消極的見逃し【麻雀】

その男はひっそりと降段戦を迎えていた。

tenhou_prof_20190703.png

昇段戦からここまで、一瞬の出来事である。

あらゆる対策を講じても、落ち続ける成績。

昔がツイていたのか、今がツイていないのか。
強くなっているのか、弱くなっているのか。
それすらもわからない麻雀の闇。

鳳南の対戦数も8000戦を超えた私だが、これほどまでに苦しい時期は今までになかった。
段位なんて気にするな!人にはそう教えたし、実際に自分もほとんど気にしていない。

しかし、ここでもう一度七段に落ちた時の印象を想像すると、もの凄い喪失感に襲われたのだ。

一回なら
「zeRoさんでも七段に…」
で済んだが、二回目となると
「あれ…この人、実は…」
となりかねない。



むろん、ただの自意識過剰だろう。
他人の評価なんて気にしていたらキリがない。

でも、ここが天と地をわける生命線だと感じた。
次第に緊張感が高まり、私は予約を押す行為に初めて「恐怖」を感じた。

十段3700ptで迎えた時に勝るとも劣らない緊張感で迎えた剣が峰の戦いでトップを取り、その後も少し勝って400ptくらいに増やした。

ここから昇段するかもしれないし、消える前の炎のように簡単に降段してしまうかもしれない。

ただ、常にあれくらいの緊張感を持って麻雀に挑まない限り成長は無いし、結局は本気で打って⇒反省を繰り返すことしか、我々打ち手にできることはないのだろう。

久しぶりの緊張感のある天鳳が、なんだか懐かしかった。

本題↓


そんな迷える私の実戦記。


オーラスを3着目の親番で迎えた私は…

2019070719gm-00a9-0000-7ad580d8tw=3ts=17.jpg

この七萬:麻雀王国を見逃した。


こないだの配信で
「なぜ見逃したんですか?」
という質問を頂いたので、ここでも答えておこう。

まずこの点棒状況でオーラスを1万回繰り返したらどうなるかを考えてみよう。

2着目 28800
私   21500
ラス目 13300

私の立場からすると、2着目まで7300点、ラス目まで8200点…とざっくりと等距離と言える。
つまり、まくる確率(+45pt)とまくられる確率(-150pt)が同程度なので、このオーラスを繰り返せば繰り返すほど、ptは減っていくものと考えられる。

ここで七萬:麻雀王国をロンしても、その状況はさほど変わらない。
上家の満ツモ条件もそのままなのだ。

大幅マイナス確定の状況をもう一度やるよりも、あと3巡となり流局する確率が高まったここは伏せて+-0ptを目指した方が得…という判断だ。


なお、お前は親だから…とか、対面との点差は4300点に縮まる…とか、トップも十分に狙えるじゃないか…という意見は至極もっともだ。
親だからまくる確率の方が高いし、トップの上昇ptも考えると、結構微妙なラインだ。

ドラの四萬:麻雀王国ならアガるつもりだった。


このように、天鳳のポイント配分を考えると、
3着目は「2着目をまくる確率」が「ラス目にまくられる確率」の3倍以上必要なのである。

特にそのような状況下で続行しても、ラス目のリーチに向かっていけなかったり、反撃を気にして守備的に打たざるを得なかったり…で、思ったよりも不利なケースが多い。


「じゃ、アガらないならなんでそもそも發:麻雀王国を鳴いたの?」

という突っ込みが聞こえてくるが…

2019070719gm-00a9-0000-7ad580d8tw=3ts=171.jpg


この發:麻雀王国は絶対にポンだ。
テンパイはたまたまで、他の部分がバラバラでもポンしていただろう。

というのも、現状ハイテイはライバルの北家だ。
ここで対面からポンすることによって、ライバルのハイテイを消せるだけでなく、ツモ番を1回減らすことができる

北家はヤミテンしているのか、テンパイせず苦しんでいるのかはわからないが、いずれにせよその1回のツモ番を飛ばすことができるのは大きい。

「現状どこがハイテイか」
見落としている人も結構多いと思うが、これくらいの巡目から意識できるとよいと思う。


たとえばこの局面はどうだろう。

2019062710gm-00a9-0000-c8d26ff4tw=3ts=85.jpg

上家から、垂涎のラス四索:麻雀王国が場に放たれた。

これをチーして現物の六筒:麻雀王国を打てば、5800のテンパイを果たすことができる。



しかし、私はこれをスルーした。

まず、点棒状況をみてほしい。
2着目とラス目まで大体等距離だ。
さきほどと似ている。

5800のアガリはとても大きいが、続行はしたくない。
あと数巡なので、見た目よりはテンパイに価値が高くないのはお分かりだろう。

それでもまぁ2巡は安全牌だし、もらえるものはもらっておこう…と考えるのが普通だろう。
しかし、チーするとライバルの対面にハイテイが回る
これはリスクファクターとしてかなり大きい。

ハイテイの1ハンはさほど影響ないが、残りツモ2回が3回に増えるのは影響大だ。
数字通り、ツモられる確率が1.5倍変わると考えてよい。

こうやって一生懸命ハイテイの行方を考えて我慢しても、誰かがチーしたら意味なくなるのだがwそれでもこの場面はスルーして、なるべく鳴かれなさそうな牌を切るのが最善だと感じた。


最後。

2019070722gm-00a9-0000-de09d53btw=2ts=9.jpg

この四索:麻雀王国はアガるか。
ロンと言ったら、裏ドラが2枚以上乗らない限り2着で終了の局面。

2着目の場合は、さきほどの3着目の場合と違い、現状から考えて、トップになると+45pt、3着になると-45pt…と同じ数字なので比較しやすい。

まずロンと言って裏に三萬:麻雀王国三筒:麻雀王国いる確率は約5%として

45*0.95 + 90*0.05 = 47.25pt

期待ポイントは47.25ptで、まぁいちいち計算しなくても大体2着だなってのはわかるだろう。

では見逃すとどうなるのか。
1枚切れの愚形でもこの巡目なら、流局までに30%前後はツモれるだろう。

ただ他家にマンガンを放銃すると着順が落ちてしまう。
対面にハネマン以上を放銃したらラスになってしまうが、それはレアケースと目をつぶろう。

では、マンガンを対面に放銃する確率はどの程度あるのだろうか?

これが統計やデータでは出しづらく、難しい部分だ。
既に仕掛けが入っているし、オーラスとなると押し引きが極端に変わってくるからだ。

仕掛けている上家は点棒状況的にかなり前に出づらく(5200点以上放銃するとラスになる)基本オリるだろうし、そもそもマンガンあるかがかなり怪しい。ここへのマンガン放銃もレアケースと片付けてよさそうだ。

下家の親もよほどの手でないと向かってこないし、役アリならリーチは打たないので、マンガンになりづらいとも言える。
これもレアケース。

なんか都合の悪い現象をレアケースで片付けているだけかもしれないがw


で、やはり問題は全ツッパしてくる対面だが、ここへのマンガン放銃はそれなりにありそう。周りは降りると踏むならなおさらだ。
ただ、追いつかれて掴んでマンガンある…というケースも限定的と言え、それを適当に10%と見積もっても…

90*0.3 + 45*0.6 + 0*0.1 = 54pt

さきほどの47.25ptと比較して7ptも高い。

最後までツモれることを条件にしていたり、レアケースをバンバン削除したり、計算がガバガバな部分もあるが、これくらいの差ならスルーが得に思う。


ただ対面にハネマンを打つケースを5%追加しただけでマイナスになるんだよな…(44.25pt)
5%もないと思うけど、それだけラスへの係数が大きいということ。

本日は積極的見逃しと消極的見逃しを紹介しましたが、ご利用は計画的に…!


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Comment

 

やっぱりzeroさんは上手いですね。何でも大切なのは発想を柔らかくし、いい意味で決めない事だと思うんですよ。僕の頭は固いですがw

7段に落ちると僕と並ぶんで、絶対に落ちちゃダメですからねw頑張れぃ
  • posted by 新見 
  • URL 
  • 2019.07/09 09:23分 
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面白い記事ありがとうございました。
自分がチーするとどこにハイテイが回る、ツモが増えるとかって中々分からないんですけど何かコツとかありますか?
  • posted by 名無し 
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  • 2019.07/09 12:12分 
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ZERO@MAXBET 

>新見さん

他の人の九段十段昇段ツイートを眩しく眺めております…
その分、次の九段十段は新鮮味を持って打てるし、それを楽しみに頑張ります!


>何かコツとかありますか?

質問ありがとうございます。

ポンカンチーがなければ、ハイテイは南家。
チーが入ったら1つ進み…というようなことはわかると思うんですが、たくさん鳴きが入るとややこしいですよね。
その場合はもうハイテイ牌を視覚的にみて判断してもよいです。

大事なのは慣れ、なので三段目に入ったら確認する、とルーチン化すると早く分かるようになりそう。
でも、終盤は他に考えることがてんこもりで、打ちながらそんなことを考えるのは結構難しいかもしれません。
大事なことは他にも多いので、無理のない範囲で考えてみて下さい。
  • posted by ZERO 
  • URL 
  • 2019.07/09 12:24分 
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NoTitle 

カン4sを鳴くかどうかの手は、微差ですが鳴いた方が良い気がしました。
かなり複雑なのですが、単純にがっさり考えると、ハイテイにてつもられる確率より、それまでの2ツモでトイメンがゼロさんに打つ確率や、残り2回のゼロさんのツモ時にツモれる確率の方が高いからです。
ここだけ考えればおよそ4倍違ってきます。

実際は、
・鳴いた後の一回目のツモで危険牌持ってきてオリになる確率
・更に二回目のツモで危険牌引いて詰む確率
・他家のダマに刺さってラスる確率
・最終ツモが6p切ってもノーテンにできないツモの確率
・他家がアンカン材を持ってる確率
・他家が間違ってゼロさんに振り込む確率
・首尾よく上がっても次局でラスになる確率
・(ゼロさんが鳴かなくても)他家のポンやチーでトイメンのツモ回数が3回になる確率

あたりは考慮する必要があるので、結論としては微差かと思いますが、若干鳴いた方が良いかと。
  • posted by 船橋 
  • URL 
  • 2019.07/09 12:24分 
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7段に落ちるとボクより下になるんで、早くそうなって下さいね!🤪
  • posted by 長山大樹 
  • URL 
  • 2019.07/09 12:38分 
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勝つときは→爆連荘 

 最初の七スルーするとは。
上が7300、下が8200.
ライバル直撃なので上がった後が
上が4300、下が9700になる。
 2着上昇が7700条件から2900直、1000は1100オール(シバ棒) 、5800ロン。
 トップも7700直か4000オールツモである。
親番の打撃力を考えると、ラスに落ちる可能性を考えても和了って連荘すべきでは?
 ポイント配分的にラス回避の重要性はわかりますが、トップ目も2着目も上下が微差なので、安手でも和了って逃げたい局面。
 ゼロさんが和了れなくても、脇移動で着順落ちる可能性は少ないのでは??
基本トップ+2着のポイント=ラスのマイナスポイント
なので、親+1チャンスでトップなら、攻めるべきだと思うなあ。
 これはうまぶりだと思う。
シロートさんのほうが、こういう局面は強いですよ?



  • posted by 名無し 
  • URL 
  • 2019.07/09 20:16分 
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結果がでないと嫌になるときありますよね、負けるのが怖くて予約ボタン押したくないときがありますし、それでも麻雀が好きなのでがんばっていますが、ゼロさんならまた上の段位にいけますよ
  • posted by りょ 
  • URL 
  • 2019.07/10 08:16分 
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ZERO@MAXBET 

>船橋さん

DMで

>長山さん

うるせー!ありがとう!

>爆連荘さん

挙げてくれた要素は全部記事に書いてあります。

>りょさん

ありがとうございます!
  • posted by ZERO 
  • URL 
  • 2019.07/10 10:57分 
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  • [Res]

勝つときは→爆連荘 

 そーですか。
今のZEROさんに必要なのは、筋トレですね。

とりあえず腹筋を鍛えて、ラス目にまくられない耐久力を!
背筋を鍛えて、着順を上げる攻め力を!!
そして腕立てで、他家和了を振り込み回避する捌きを!!!
 そして有酸素運動で、長時間闘牌しても判断力が落ちない持久力を!!!!

 闘争を司るホルモン、テストステロンの分泌を上げていきましょう。(゚∀゚)

  • posted by 名無し 
  • URL 
  • 2019.07/10 11:26分 
  • [Edit]
  • [Res]

ZERO@MAXBET 

>爆連荘さん

ありがとうございますw

筋トレもやっています
そろそろ1か月になりますかね
有用性を証明したいので1年は継続して、そして麻雀の成績をあげていきたいです!
  • posted by ZERO 
  • URL 
  • 2019.07/10 15:21分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

頑張れゼロサン負けるなゼロサン
あなたが書く記事はなんか好きになりますw
  • posted by 名無し 
  • URL 
  • 2019.07/11 10:25分 
  • [Edit]
  • [Res]

ZERO@MAXBET 



ありがとうございます!
主に男性に支持されますw
  • posted by ZERO 
  • URL 
  • 2019.07/11 10:56分 
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