2019.06/28 [Fri]
ミスと向き合う【麻雀】
はい、早起きさんのZEROです。
午前中はなるべくブログや記事…企画などのクリエイティブな作業をすることにしています。
MAXBETで「クリエイティブ」なんて単語が出てくるとは。。
そのうち私が「マインドセット」とか「イノベーション」とか言い出したらみんな逃げてね。
さてさて、最近読んだリツミサンの麻雀戦術書。
この本、かなり読み手を選ぶ本なんですよ。
というのも、書いてあることが曖昧なんですよね。
「これは鳴いた方がいいかも…難しい」
みたいに。
私は、本を書くときに編集の人から「なるべくビシっと言い切った方がいい」とアドバイスを頂きました。
「こういうときにはこれを切れ!」
こう書いた方が読むほうも納得しやすいですよね。
ちょっと極端な表現をすると
「上達させるよりも、上達した気にさせる方が重要」
もちろん私なりにすぐに役に立ちそうな戦術を厳選し、真剣に書きました。
ただ出版も商売だから、少なからず上のような側面もあるわけです。
その点、リツミサンは敢えて曖昧に書くことにより、より麻雀の本質に触れているように感じます。
「あの仕掛けはわからないとわかることが重要」
なんて書いてあったりね。
てっとり早く強くなりたい!なんてワガママなあなたには向かない本かもしれません。
そういう意味で読み手を選ぶ本、と評しました。
その中で異彩を放っていたのは第3章の「メンゼン派のミスとの向き合い方」の部分。
なんでも「メンゼン派」をつけりゃいいわけじゃ…と突っ込みたくなる気持ちはおいといて、この章の内容が私に刺さりました。
(メンゼン派で統一している点が唯一の商売っ気かもしれませんね)
↓
私の実戦譜をみていきましょう。

親リーの宣言牌をポンしました。
現物を切って1000点のテンパイです。
ただ、これどうみてもスルーした方が良さそうですね。
強い親リーの河に対し、一瞬で現物を3枚消費。
しかもこの親は点棒状況的に抜けており、どうしても落としたい親でもありません。
このあと、泣きながら押す展開が透けて見えます。
これだけ河が強いと、「現物を3枚保有している」という現状は西家・北家に対してもアドバンテージと言えそうです。
もちろん、私もポンした瞬間に「あ…やっちゃった」とミスに気づきました。
こうして、ミスに気付いたり、ミスを探したりして、そのミスを検証することは誰でもやっていると思います。
でも、「そのミスをどうしたら減らすことができるか」というアプローチで考えたことがある人はどれくらいいるでしょう。
私も「次から気を付けよう」程度で終わらせ、結局似たようなミスを繰り返しているのが現状です。
リツミサンの本には、「ミスの改善」に関して1章使って書いてあります。
なお「リツミサンさん」などと言ってしまう人は敬称厨。
そもそもミスはなぜ起こるんでしょうか?
その原因は「直感」です。
いわゆるゼロ秒思考です。
「直感」は非常に便利で、リソースを残しておくためにも重要なことです。
ただ、しばしば人間の直感は間違いを起こします。
上の例で言うと、
は鳴こうと決めていて、東家のリーチという緊急事態に対応できず、思考を挟まずに直感で動いてしまったのがミスの原因です。
「テンパイだし」「
良さそうだし…」などと、直感で選ぼうとしたもののメリットを探して、その直感を正当化してしまうのも人間の悪いところだそうです。
あまり具体的に書きすぎると著者に迷惑をかけてしまうのでここらへんにしておきます。
このミスの章を読んでから、ミスをノートに書きだし、改善に取り組んでいます。
すると自分で引くくらい、ミスの多さに驚いてしまいますw

これはオーラス、対面のリーチに手詰まった場面。
この1巡を凌げば、ラス回避達成です。あなたは何を切りますか?

私はノーチャンスの
を選び、あえなく撃沈しました。
あとから牌譜を見て、同じノーチャンスなら
の方がよかったかもしれない…。
とは思いましたが、ミスの根本的な原因は何を選んだかではありません。
ハイテイが回ってくるまでに
・安全牌が尽きたこと
・各牌の切れ具合
の確認を怠っていたことにあります。
このとき、ハイテイが回ってきて、あれ完全安牌ないよな?(5秒)

は…ひぃふぅみぃ…3枚ずつでダブルワンチャンスか。(5秒)
あー時間ない!もうノーチャンスの
でいいや!
これが
を切るまでの経緯です。
・安全牌が尽きたことの
・オリこそ真剣に
過去に何度もブログで書いてきたことです。
今の私に必要なのは、さらに読みを深めることでも新たな戦術を生み出すことでもなく、これまで培ってきたことをミスなく運営すること…なのかもしれませんね。
同じように感じている方は、是非買ってみて下さい。

にほんブログ村
午前中はなるべくブログや記事…企画などのクリエイティブな作業をすることにしています。
MAXBETで「クリエイティブ」なんて単語が出てくるとは。。
そのうち私が「マインドセット」とか「イノベーション」とか言い出したらみんな逃げてね。
さてさて、最近読んだリツミサンの麻雀戦術書。
この本、かなり読み手を選ぶ本なんですよ。
というのも、書いてあることが曖昧なんですよね。
「これは鳴いた方がいいかも…難しい」
みたいに。
私は、本を書くときに編集の人から「なるべくビシっと言い切った方がいい」とアドバイスを頂きました。
「こういうときにはこれを切れ!」
こう書いた方が読むほうも納得しやすいですよね。
ちょっと極端な表現をすると
「上達させるよりも、上達した気にさせる方が重要」
もちろん私なりにすぐに役に立ちそうな戦術を厳選し、真剣に書きました。
ただ出版も商売だから、少なからず上のような側面もあるわけです。
その点、リツミサンは敢えて曖昧に書くことにより、より麻雀の本質に触れているように感じます。
「あの仕掛けはわからないとわかることが重要」
なんて書いてあったりね。
てっとり早く強くなりたい!なんてワガママなあなたには向かない本かもしれません。
そういう意味で読み手を選ぶ本、と評しました。
その中で異彩を放っていたのは第3章の「メンゼン派のミスとの向き合い方」の部分。
なんでも「メンゼン派」をつけりゃいいわけじゃ…と突っ込みたくなる気持ちはおいといて、この章の内容が私に刺さりました。
(メンゼン派で統一している点が唯一の商売っ気かもしれませんね)
↓
私の実戦譜をみていきましょう。

親リーの宣言牌をポンしました。
現物を切って1000点のテンパイです。
ただ、これどうみてもスルーした方が良さそうですね。
強い親リーの河に対し、一瞬で現物を3枚消費。
しかもこの親は点棒状況的に抜けており、どうしても落としたい親でもありません。
このあと、泣きながら押す展開が透けて見えます。
これだけ河が強いと、「現物を3枚保有している」という現状は西家・北家に対してもアドバンテージと言えそうです。
もちろん、私もポンした瞬間に「あ…やっちゃった」とミスに気づきました。
こうして、ミスに気付いたり、ミスを探したりして、そのミスを検証することは誰でもやっていると思います。
でも、「そのミスをどうしたら減らすことができるか」というアプローチで考えたことがある人はどれくらいいるでしょう。
私も「次から気を付けよう」程度で終わらせ、結局似たようなミスを繰り返しているのが現状です。
リツミサンの本には、「ミスの改善」に関して1章使って書いてあります。
なお「リツミサンさん」などと言ってしまう人は敬称厨。
そもそもミスはなぜ起こるんでしょうか?
その原因は「直感」です。
いわゆるゼロ秒思考です。
「直感」は非常に便利で、リソースを残しておくためにも重要なことです。
ただ、しばしば人間の直感は間違いを起こします。
上の例で言うと、

「テンパイだし」「

あまり具体的に書きすぎると著者に迷惑をかけてしまうのでここらへんにしておきます。
このミスの章を読んでから、ミスをノートに書きだし、改善に取り組んでいます。
すると自分で引くくらい、ミスの多さに驚いてしまいますw

これはオーラス、対面のリーチに手詰まった場面。
この1巡を凌げば、ラス回避達成です。あなたは何を切りますか?

私はノーチャンスの

あとから牌譜を見て、同じノーチャンスなら

とは思いましたが、ミスの根本的な原因は何を選んだかではありません。
ハイテイが回ってくるまでに
・安全牌が尽きたこと
・各牌の切れ具合
の確認を怠っていたことにあります。
このとき、ハイテイが回ってきて、あれ完全安牌ないよな?(5秒)


あー時間ない!もうノーチャンスの

これが

・安全牌が尽きたことの
・オリこそ真剣に
過去に何度もブログで書いてきたことです。
今の私に必要なのは、さらに読みを深めることでも新たな戦術を生み出すことでもなく、これまで培ってきたことをミスなく運営すること…なのかもしれませんね。
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- [元麻雀プロが天鳳に挑戦]
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Comment
ZERO@MAXBET
ハイテイ前だからワンチャンスはほぼ機能しないようなもんですからねー
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