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進撃のヴェストワンカップ【競技麻雀】

というわけで、西日本最大と言われるヴェストワンカップの予選に参加してきた。

もちろん天鳳Tシャツでだ!



競技麻雀の経験を重ねる事は、天鳳にも役立つと思ってる。
(その逆もしかり)


例えば今日の予選。

2017y04m02d_223120385.jpg
(東2局西家)

こんな手がきた。
ピンズを払って染めに向かいたいところだけど、巡目がもう9巡目と中盤を迎えてる。

受け入れ最大、リーチすればマンガンは現実的だしポンの5200でもいいか…と瞬間9mに手がかかった。

なにやってるんだ。
平均決着巡目も天鳳の感覚とも違うはずだ。
5200はもちろん偉いがその向こうにさらなる高みがみえる。

まだ間に合う。
手を引っ込めて7pを打つ。

直後に6pを引く。
ここでシャンポンのリーチが入ってたか。
しかしこれでいい。

12巡目にこんな手になった。

2017y04m02d_223855936.jpg

直前に上家からリーチが入ってる。
7mは危険牌だが、もちろん追っかけだ。

決着を遅らせた事により、後手を踏むハメになった。
これもまごう事なきリスクのうちの1つである。

しかし半荘を決定づける見返りがあれば、そのリスクにも見合ってるんじゃないだろうか。

ツモれ…!
いや祈っても無意味だ。
無意味なだけじゃなく感情を動かすのは損。落ち着け…俺。
どんな結果も受け入れよう。


などと自分の中で戦ってるうちに、手元で6mが躍っていた。

4000・8000。

こんなアガリもあって、20人中4人が残れる決勝に残る事ができた。


その決勝にはプロが2人と自分、そして天鳳勢の天城さんが残っていた。

ポイントは持ち越しだけど、4人とも微差なので、完全なる着順勝負。
2着までが晴れて予選通過となる。

東発、天城さんの親ではじまり、西家がリーチ。
天城さんも仕掛けて応戦。

自分もしぶとく天鳳仕込みのケーテンを入れていたのだが、最終巡にドラの5mを持ってきた。

天城さんも最終巡に無筋を切り飛ばしておりテンパイ必至。
リーチにも天城さんにも、匂い牌理的には5mは通りそうだ。

しかしなんていったって競技麻雀では神のような存在であるドラである。
変則的な手順で強引に待ってるかもしれない。

そしてその時は半荘の致命傷となりかねない。





…五分前。

「後ろ見させていただきます」
と複数の人、しかもプロの方からもわざわざ断られた。

そんなわけで自分の後ろにはやたらギャラリーが多い。



(こんなドラで放銃したらギャラリーに呆られるかな…w)

「失礼」
今一度リーチ者と天城さんの河と仕掛けをじっくり見る。

大丈夫。
見合ってる。
見合ってるよな。

自分に言い聞かせる。


ドラで放銃すると高いけど、競技麻雀においては、同じくらいケーテンの価値も高まってる筈だ。

周りにどう思われようが俺はこう打つ!

5m


瞬間の静寂。

通った。。


同巡、リーチ者にツモられ、結果は同じだったけど、緊張もせず、油断もせず、自分の意志で牌を選択できている事を実感できた。

大丈夫。
足は地についてる。

俺は戦える。

そんなこんなで迎えた東4局西家、こんな手が俺に質問を投げかけてきた。

2017y04m02d_230812028.jpg

この手を1000点2000点で終わらせるのは局消化じゃなくて、ただのチャンスロスだよな。


点棒は少し動いてるけど、まだ平場の範囲内だ。

4p

この手はホンイツかトイトイ。

たまたま決勝はじまる前に読んだ木原ブロマガにも書いてあった。

打点を上げるコツは安くなる受け入れを拒否していくことだと思うんですよね。


面子落としがなかなか受け付けない…って人は、選んだ事ないだけで成功体験を積み重ねてないだけ。
そういう人はその発想、選択肢も浮かんでこない…と。


その後、ダブリーのハネマンや天城さんの7巡目親メンチンなどが乱舞して、5000点ほど離された三着目を追走していた。

そんなで迎えた最後の親。
南2局ドラ東。

配牌。

2017y04m02d_232210301.jpg

ビハインドを背負ってる中で、この手から字牌を切ってしまう人は、絶対に勝てない。
それは競技だとか天鳳とかは関係ない。

結果的に1500点に終わる事はあっても、これだけの材料が揃っていたら染めのルートは必ず残そう。

ビハインドを背負ってるから速度重視…ではなく、ビハインドを背負ってるから一発決める。

染めに向かうにしろ、捨て牌はまだおとなしくしておきたい。
9s

すると、カン4mが埋まって迎えた次巡。

2017y04m02d_232714862.jpg

むむ…どうする?
まだ3巡目だ。

またか、またこの決断か。

面子落とし、再来。


今回は少しやりすぎかもしれない。
なんにせよ、ポンポンでマンガンのテンパイなのだ。

でも9p周りもロスがあまりにでかい。

間に合うか。
見合ってるか。

最後の親、ここでのメンツ落としは、闇に向かってジャンプする感覚だ。

十秒くらいだろうか。
ケーテン取りで打った5m以上に時間をかけてしまった。

最後に点差を確認し
(うん、この手は決め手だよな)

5m

闇に向かって飛んだ


続けて打4m

上家の天城さんがそれを凝視し、頭を抱える。
もう二度とピンズは出てこないかもしれない。

さらに不要牌を持ってきて打3m

面子落としをアピール。
こうなったら長考した事を含めて、最大限に立場を利用させてもらう。

2017y04m02d_234316232.jpg

ラス目からが鳴けて、5pをツモってきたところ。
ここで二枚切れのをリリース。
リリースな。

続けて6pを持ってきたところで打9p

九索:麻雀王国八索:麻雀王国五萬:麻雀王国四萬:麻雀王国三萬:麻雀王国四索:麻雀王国八萬:麻雀王国白:麻雀王国九筒:麻雀王国

捨て牌はこんなふうになってる。

長考して一面子落とした後にこれだ。
どうみても高そうなテンパイが入ってそう。

しかし手の中はまだリャンシャンテン。

このタイムラグを利用する。

相手を抑えつけ、時間を稼ぐのだ。


瞬間、タテにスッと抜ける盲牌に心がざわつく。

2017y04m02d_235127926.jpg

8s

こんな8sで狙いがボカせるとは思っちゃいない。


ただ、もう絵は描いた。
あとは野となれ山となれだ。

「リーチ」
くるとしたらここだけだよな、無邪気にピンズを切り飛ばせる立場のラス目から火の手があがる。


自分はシャンテンだが、当然無筋を連打。

同じ放銃するにしても、せめて夢はみたい。




三段目に入ってようやくツモ4p
2p


2017y04m03d_000311729.jpg




実はリーチは58p待ちだったので、この入り目じゃなければ放銃してた。


なんとか舞台に立てたみたいだ。


さっきの6mみたいにめくり勝つか、返り討ちにあうかはわからない。

いずれにせよ、この決め手を逃さず入れる事ができただけで満足だ。

あとはアガるまでツモ切るだけ。
俺にできる事はもうない。

ありがとう。
死力は尽くした。

決め手をくれた事に対する運命への感謝と、それを逃さなかった事への満足感だけが俺の心を支配していた。


「ロン…」




声の主は下家だった。
ZEROのツモ切った5pが刺さった。

1300だったか2600だったか忘れたけど、とにかく今回は抽選に漏れたようだ。

(ほぼ)予選通過と引き換えだったのなら、十分見合う抽選だったろう。


悲観するな。
感傷的になるな。
まだ終わってない。
まだお前は戦いの最中にいるのだ!

ラス前、瞬間茫然としてしまった自分の心を奮い立たせる。

もう親はないが、2着目とは10500差。
まだチャンスはある。

そんなこんなで迎えたこの手。

2017y04m03d_001144305.jpg

染め…も考えたいけど、字牌が対子一個じゃ厳しい…が持論だったよな。

チャンタと234の三色を残して打5m
イッツーを残して打3sでもいいけど、とにかく打点の種を残す事が大事。

結果、手なりで

2017y04m03d_001543041.jpg

この手を後のない下家から一発であがってオーラス。

天城さんとは2500点差。


5001000ツモでどうなる?
たしか最高位戦ルールは同着の場合ウマは分け。

つまり予選の持ちポイント勝負か。

完全なる着順勝負だと思ってたから全く確認してなかったけど、チラッと見た記憶によると、自分の予選トータルスコアは二位だったような。。
で、一位の名前が、多分、なんとなく天城さんの本名だったような気がする。

「たしか」とか「なんとなく」とかで済ませてはいけない…と思い、恥を忍んで目の前の天城さんに聞くw
「天城さんって〇〇さん(本名)ですかね?」
「はい」
「すんません、ありがとうございます」


どうやら5001000ツモじゃ届かないらしいw


配牌をとる。
そこそこの手だ。

対面のトップ目の親は無理をせずオリるだろうし、ダンラスの下家は一か八かの国士でもやるだろう。


上家の天城さんと2500点差のサシ対決。

泣いても笑ってもこの局で「勝ち」と「負け」がハッキリする。

点棒ではそっちが上だけど、上家下家関係的にはこっちが有利だよなぁ。

最初の分岐点はここだった。

2017y04m03d_014429616.jpg

メンピンツモで変わるから悩んだけど、7mがほんのり良さそうだったので、ここから打西の対子落とし。

天城さんも仕掛けて応戦してくる。
ただ19字牌がたくさん出てくるから、バラバラかもしれない。
慌てない。


ドラをずっこしツモったあとに

2017y04m03d_015301081.jpg

このツモ。

いらねーとツモ切ってしまった。

基本フォームはこれでいい。
ツモ8pの変化に加え、タンヤオ仕掛けした時には打8pでフリテンの心配がなくなる。

しかし、一牌を争うこの場面で、ドラ表の5pを残すのはぬるくなかったか?

捨て牌に4pが並べてしまった時にそう思ってしまった。

9巡目、ツモ3s

2017y04m03d_015739311.jpg

巡目が深くなってきた事と、7mが依然として良さそうな事から、打3mとして形を決める。

天城さんもソウズを234→678と副露してくる。
2000直条件は厳しいけど、テンパイで変わる天城さんはオリれないので、わからない。
他の2人はもうオリてるようにみえる。


そして、物語はフィナーレを迎える。



なぁ天城よ、「みんなが見てる、されど誰にも邪魔されないこの卓上でお互いの知をぶつけ合う」機会なんて、これからあと何回あるだろうなぁ。
俺はもう形を決めちまった。
あとの答えは牌山のみぞ知るわ。

それこそ泣いても笑っても、この牌山を全部めくる頃には必ず決着はつく。

人生はこの牌山と一緒で有限だ。
こんな痺れる麻雀、あと何回打てるだろうか。

幸せだよな。

できる限り、これからも後悔のない選択をしていきたいよな。






ところがこの牌姿がここでピタリと止まった。

人生/(^o^)\オワタ
と思ってると、タンヤオ仕掛けの天城さんがふいに9pを手出し。

9p

オリてるわけない、と思ってたけど、天城さんも相当苦しかったかもしれない。



逡巡、止まってしまった。
万が一、天城さんがノーテンだとしたらチーしておくべきか?

残りの人生とも言える牌山に目をやる、あとツモは3回だ。

よさそうと感じてた7mは下家に打たれ、さらにもう1枚対面に合わせ打ちされてる。

ここでテンパってアガる確率と、テンパイをとって天城さんがノーテンの確率…どっちが高い?


ツモ山に伸ばしてた手を引っ込めて考えた。
残りの牌山を睨む。
睨んでももちろん見えない。

決断した。
ツモりにいく。

空ぶった直後、天城さんがさらに9pを手出し、つまり対子落とししてきた。

もう、たまらずチー。

テンパイ確率、アガリ確率ともに減少し、その一方で天城さんのノーテン確率は高まった。


もう天命を待つしかない。

終局。

向こうに倒れると思った天城さんの手は、少し間の合った後、静かに開けられた。

単騎待ち。


つまりケーテン仕掛けをツモってしまい、対子落としをしたというワケだ。
そりゃそうか、ノーテンのわけないか。

微差を守るべく、バラバラの手牌でも果敢に仕掛けていった天城さんの気迫の勝利だ。




悔いが残るとしたらーやはり被ってしまった4pか。

たらればとなってしまが、あれを捉えていたら、7mで逆転していた。


しかし、概ねの力は出し切った。



天城越えならず!


非常に楽しかったヴェストワンカップ参戦なのでした。

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Comment

MALU 

ZEROさんはこの牌姿を全て覚えておられるのですか?
だとしたら恐ろしい記憶力…
  • posted by  
  • URL 
  • 2017.04/03 03:42分 
  • [Edit]
  • [Res]

ZERO@MAXBET 

>記憶力

いえいえ、おぼろげなやつを雰囲気で書いたやつもあるし、観戦してる方に聞いたやつもありますw
  • posted by ZERO 
  • URL 
  • 2017.04/03 04:03分 
  • [Edit]
  • [Res]

いつも楽しく見させてもらってます 

これ最後の 天城越えならず って書きたかっただけなんじゃ、、

人生に熱い時間があるって良いですよね、自分はzeroさんとほぼ同世代なのですが、残り時間を考えると羨ましいですよ
  • posted by 契約社員 
  • URL 
  • 2017.04/03 06:27分 
  • [Edit]
  • [Res]

ZERO@MAXBET 

>契約社員さん

>言いたいだけ
何人の人に言われたか‥w

>残り時間
同世代という事は、麻雀でいうと南2くらいですかねw
それに健康的に楽しめる時間って、多分自分が思ってるより相当短いんでしょうね
  • posted by ZERO 
  • URL 
  • 2017.04/03 09:05分 
  • [Edit]
  • [Res]

NoTitle 

お疲れ様でした。
zeroさん、文章上手くなってますね。読んでいて普通にドキドキしました!
南二局のメンツ落とし、すごいですね。とりあえず白か9p切ってもいいのに。競技だと字牌の価値が違うのか。
オーラスは4p切らないとしたら3m?いずれにせよ、またこういう勝負記事が見たいです。
  • posted by  
  • URL 
  • 2017.04/03 16:01分 
  • [Edit]
  • [Res]

ZERO@MAXBET 



ありがとうございます。

4p切らないとしたら、8mですかね。
今回は7mが良さそうだったので5pがよかったかもしれません。
  • posted by ZERO 
  • URL 
  • 2017.04/03 19:03分 
  • [Edit]
  • [Res]

感動しました。 

zeroさんのブログを拝見するたびに、麻雀が打ちたくてたまらなくなります。
ドラ切り&メンツ落とし、しびれました。
zero本を楽しみにしております。
  • posted by 平凡 
  • URL 
  • 2017.04/03 23:53分 
  • [Edit]
  • [Res]

ZERO@MAXBET 

>平凡さん

ありがとうございます!
競技麻雀も面白いですねぇ!
  • posted by ZERO 
  • URL 
  • 2017.04/04 00:06分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

自分も4pのところ8mではないかな?と思いました。
3sツモったときの形が柔軟かと。ただ7mの場況が良かったんですよね。その感度を信じたいですよね。
  • posted by 匿名 
  • URL 
  • 2017.04/04 14:01分 
  • [Edit]
  • [Res]

ZERO@MAXBET 

>匿名さん

そうですねー
7mもよかったし、受けの「種類」を増やしておきたかったです!
  • posted by ZERO 
  • URL 
  • 2017.04/04 14:16分 
  • [Edit]
  • [Res]

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プロフィール

ZERO

Author:ZERO
麻雀⇒天鳳十段復帰しました!(2017/4/10)
投資⇒割安成長株を長期保有
スロパチ⇒引退
競馬⇒回収率100%を目指して奮闘中
為替⇒季節要因に合わせてスイング


ご意見・ご要望・ラブレターなどがあれば
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