2016.03/02 [Wed]
ケーテンゾーンを見極めろ!【麻雀】
七段になって話題の真剣様。
少し気になるtweetがあったので触れてみよう。
同卓した時も手数が少なくて、ずっとオリてるイメージ。
耐えて耐えてチャンスを待つ。
しかしそれだけで勝てるなら、誰もが勝ってるだろう。
防御型の戦略を悪く言うつもりはない。
面前、副露、押し、引き、全てその場で最適な選択を模索すべきであり、
押すも攻めるも先に決めておくのは、「思考放棄」と言われても仕方ない。
きっと真剣様の戦略としては、
「はじめは引き気味に様子をみて、実戦の体験から調整を入れていく…」
という意味なのだろう。
そうでなければそうそう鳳凰の面子は勝たせてもらえないと思うぞ!
まさにその通り。
決して他人の打ち筋を批判したり、フヅキを嘆いたりせず、ひたすら実戦を重ねてる。
その辺が意外な人気を集めてる理由なのかも。
麻雀に対する真摯な姿勢は素晴らしいと思ってるので、自分も見習いたいところ。
ほんっと段位とかptとか気にしすぎな人多すぎ。
最終的に強くなる事を目標においたら、途中経過なんてどうでもいいじゃない!
というわけで本題↓
本日はケーテンゾーンのお話。
ZEROはケーテンと目指す目安として、大まかに4か所のゾーンに分けて考えている。

A
Aは通常ゾーン。
ここからケーテンを目指した仕掛けを入れる事はまれ。
対リーチ
にも、基本的には安全度を重視する。
「安牌がない時のオリ」も難しいけど、「安牌のある時のオリ」も何気に難しいよね。
・形を維持する事を重視して、共通安牌を切るか
・追っかけに備えて共通安牌を残し、メンツの中抜きをするか
結構こういう選択に迫られたりしない?
あと、他に押してる人がいると
・そこの現物を残すか
・現張りにそなえて現物を今切るか
この選択w
地味だけど、こういうのって毎半荘訪れるよね?
だから頻度的には意外に重要な項目なのかもしれない。
ZEROのおおまかな指針としては…
↑のは形をなるべく維持する。
↓のは今の安全を重視する。
追っかけに備えよって言う人が多い中、どっちかというと楽観主義。
天鳳は他の麻雀と違って追っかけの発生頻度が低いし、そのくるかもわからない追っかけに備えて手を完全に崩したり、現物をタンマリ残すのは損だと思ってる。
きたらきたでその場で最善を考えるさ。
そんなに酷い目(手詰まり放銃)になってるイメージはないんだけど…これは楽観主義だから補正が入ってるのかもしれない。
次いで
B
Bはケーテン意識ゾーン。
ここらあたりから仕掛ける事が多い。
ただここでテンパってる必要は全くない。
イーシャンテンでいい。
だからリャンシャンテン→イーシャンテンの仕掛けはしても
イーシャンテン→ケーテンの仕掛けはあんまりしないかな(もちろん「どネック」は食うけど)
形の維持と安全の確保が最優先。
C
Cはケーテン準備ゾーン。
ここも同じくテンパってる必要は全くない。
テンパイしてればベターだけど、ケーテンを維持するために危険牌を切るには見合わない。
あと数回ツモがあるからだ。
このゾーンでケーテンツッパするのは、損である事が多いので、危険牌を掴んだら、セットで落としていける部分を探して(ヘッドがベター)回ろう。
上家から出やすそうな牌(リーチの現物など)もある程度推測しやすくなってるので、ケーテンまでの復帰プランも立てやすい。
D
そしてDはケーテンツッパゾーン。
巡目が深くなるにつれ、ケーテンの価値は急速に増し、アガリ率は低下する。
後1巡、もしくはファイナル打牌となれば、血反吐を吐きそうになるくらいドギツイラインじゃない限り、見合ってしまう。
端牌や先切りのマタギなんかは残り筋を数えるまでもない。
素知らぬ顔で切ってしまおう。
ただ、親に放銃すると致命傷を負うハメになるので、対親リーにケーテンツッパするのはあんまりおススメできない。
(局収支は見合っても、pt期待値的には見合わないと思う)
これら4つのゾーンを意識して、少しだけ実戦譜を見てみよう。

ケーテン準備ゾーン。
というか、まずはアガリに対して考えよう。
南が2枚切れて、3mも4枚見え。
メンピンドラドラとはいえ、三段目にドラを切って愚形相当…と考えると、ちと厳しいか。
次いでケーテンについて考える。
このゾーンはケーテンのために危険牌を打つのはご法度。
つまりこの手は、
「アガリに向かうには遅いし、ケーテンに向かうにはまだ早い」
と言える。
テンパったし、ケーテンも重要だしーって感じで危険牌を切るのはよろしくない。
完全安牌であるヘッドの南を落としていこう。

さて、回ってくうちに再度テンパイ。
切らないといけないのはソウズだったらここ!という58s。
マンズも3から上は通ってない。
しかしここはケーテンツッパゾーン。
特に、最終打牌はよほどの牌じゃない限り…

しれっと切ってしまおう。
確定収入は偉い。
ちなみに、この時に5sか8sで死ぬほど悩んだ。
片無筋なら基本は内側。
だけど今回は5sが生牌だったのが気に入らなかった。
しかし4sが4枚見え、かたや9sは3枚見えか…ぐぬぬ…!ってw。
結局仕掛けてる対面も押してるので、そこの現物である8sに着地した。

はい、東バックからまあぼう大佐のリーチを受けて。
まずはアガリに対して。
バックは「愚形の中でもさらに何割か評価を厳しめ」に見積もらなくてはいけない。
愚形1000点でも押せないので、ここはオリ。
ケーテンに対してもここはまだ準備ゾーンだ。
つか黄色い文字はめっちゃ見辛いね。。
知ってる。
先ほどと同じように頭を落としていこう。

うまいことケーテンで張り返して、ツッパゾーンに突入。

対面がドラポンしてるけど、後一回でこれくらいならプッシュ。
なんせツッパゾーンなんだから!
仕掛けに対しても同じイメージ。

發切れば降りれるけど、最終打牌かつ親なら…

見合ってしまう!
下家は余ってないのでテンパイかどうかも怪しいし、打点も不明だしね。
これがピンズ余っててラインも限定的、マンガン以上が確定…なんて状況だったらさすがにオリた方がいいと思う。
このように4つのゾーン…
特に最後の2つ、「準備ゾーン」と「ツッパゾーン」を意識すると、ケーテン押し引きの指針になるかもしれないね。
真剣からしたら信じられない押しに見えるかな?w

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少し気になるtweetがあったので触れてみよう。
@nise_59
— IQ180真剣様 (@IQ180sinken) 2016年2月29日
あとは、
そこそこ打てる奴が揃ってるみたいやから、何もできなくて負けることも多くなってくるだろうから、4位の時に素直に受けいれる。
最後のオーラスまで4位でも振り込まずに耐えてチャンスを待つ
いまんとこはこれぐらいや
同卓した時も手数が少なくて、ずっとオリてるイメージ。
耐えて耐えてチャンスを待つ。
しかしそれだけで勝てるなら、誰もが勝ってるだろう。
防御型の戦略を悪く言うつもりはない。
面前、副露、押し、引き、全てその場で最適な選択を模索すべきであり、
押すも攻めるも先に決めておくのは、「思考放棄」と言われても仕方ない。
きっと真剣様の戦略としては、
「はじめは引き気味に様子をみて、実戦の体験から調整を入れていく…」
という意味なのだろう。
そうでなければそうそう鳳凰の面子は勝たせてもらえないと思うぞ!
おいおい
— IQ180真剣様 (@IQ180sinken) 2016年2月28日
鳳凰卓ってなんでこんなに過疎ってるだよ 卓が立たない。
色々な奴のツイートみたが、鳳凰卓入って「満足」して落ちるの怖れて保存している奴が多いのか???
なんで只の「スタート地点」でお前らビビってるんだよ。
志が低い!!
もっと上を見ろ!
下を見るな!
鳳凰卓入って5連続ラス引いたが、何も思わない
— IQ180真剣様 (@IQ180sinken) 2016年2月28日
たかが短期成績の5連続ラスや。
俺様をなめんじゃねーぞ
まさにその通り。
決して他人の打ち筋を批判したり、フヅキを嘆いたりせず、ひたすら実戦を重ねてる。
その辺が意外な人気を集めてる理由なのかも。
麻雀に対する真摯な姿勢は素晴らしいと思ってるので、自分も見習いたいところ。
ほんっと段位とかptとか気にしすぎな人多すぎ。
最終的に強くなる事を目標においたら、途中経過なんてどうでもいいじゃない!
というわけで本題↓
本日はケーテンゾーンのお話。
ZEROはケーテンと目指す目安として、大まかに4か所のゾーンに分けて考えている。

A
Aは通常ゾーン。
ここからケーテンを目指した仕掛けを入れる事はまれ。
対リーチ
にも、基本的には安全度を重視する。
「安牌がない時のオリ」も難しいけど、「安牌のある時のオリ」も何気に難しいよね。
・形を維持する事を重視して、共通安牌を切るか
・追っかけに備えて共通安牌を残し、メンツの中抜きをするか
結構こういう選択に迫られたりしない?
あと、他に押してる人がいると
・そこの現物を残すか
・現張りにそなえて現物を今切るか
この選択w
地味だけど、こういうのって毎半荘訪れるよね?
だから頻度的には意外に重要な項目なのかもしれない。
ZEROのおおまかな指針としては…
↑のは形をなるべく維持する。
↓のは今の安全を重視する。
追っかけに備えよって言う人が多い中、どっちかというと楽観主義。
天鳳は他の麻雀と違って追っかけの発生頻度が低いし、そのくるかもわからない追っかけに備えて手を完全に崩したり、現物をタンマリ残すのは損だと思ってる。
きたらきたでその場で最善を考えるさ。
そんなに酷い目(手詰まり放銃)になってるイメージはないんだけど…これは楽観主義だから補正が入ってるのかもしれない。
次いで
B
Bはケーテン意識ゾーン。
ここらあたりから仕掛ける事が多い。
ただここでテンパってる必要は全くない。
イーシャンテンでいい。
だからリャンシャンテン→イーシャンテンの仕掛けはしても
イーシャンテン→ケーテンの仕掛けはあんまりしないかな(もちろん「どネック」は食うけど)
形の維持と安全の確保が最優先。
C
Cはケーテン準備ゾーン。
ここも同じくテンパってる必要は全くない。
テンパイしてればベターだけど、ケーテンを維持するために危険牌を切るには見合わない。
あと数回ツモがあるからだ。
このゾーンでケーテンツッパするのは、損である事が多いので、危険牌を掴んだら、セットで落としていける部分を探して(ヘッドがベター)回ろう。
上家から出やすそうな牌(リーチの現物など)もある程度推測しやすくなってるので、ケーテンまでの復帰プランも立てやすい。
D
そしてDはケーテンツッパゾーン。
巡目が深くなるにつれ、ケーテンの価値は急速に増し、アガリ率は低下する。
後1巡、もしくはファイナル打牌となれば、血反吐を吐きそうになるくらいドギツイラインじゃない限り、見合ってしまう。
端牌や先切りのマタギなんかは残り筋を数えるまでもない。
素知らぬ顔で切ってしまおう。
ただ、親に放銃すると致命傷を負うハメになるので、対親リーにケーテンツッパするのはあんまりおススメできない。
(局収支は見合っても、pt期待値的には見合わないと思う)
これら4つのゾーンを意識して、少しだけ実戦譜を見てみよう。

ケーテン準備ゾーン。
というか、まずはアガリに対して考えよう。
南が2枚切れて、3mも4枚見え。
メンピンドラドラとはいえ、三段目にドラを切って愚形相当…と考えると、ちと厳しいか。
次いでケーテンについて考える。
このゾーンはケーテンのために危険牌を打つのはご法度。
つまりこの手は、
「アガリに向かうには遅いし、ケーテンに向かうにはまだ早い」
と言える。
テンパったし、ケーテンも重要だしーって感じで危険牌を切るのはよろしくない。
完全安牌であるヘッドの南を落としていこう。

さて、回ってくうちに再度テンパイ。
切らないといけないのはソウズだったらここ!という58s。
マンズも3から上は通ってない。
しかしここはケーテンツッパゾーン。
特に、最終打牌はよほどの牌じゃない限り…

しれっと切ってしまおう。
確定収入は偉い。
ちなみに、この時に5sか8sで死ぬほど悩んだ。
片無筋なら基本は内側。
だけど今回は5sが生牌だったのが気に入らなかった。
しかし4sが4枚見え、かたや9sは3枚見えか…ぐぬぬ…!ってw。
結局仕掛けてる対面も押してるので、そこの現物である8sに着地した。

はい、東バックからまあぼう大佐のリーチを受けて。
まずはアガリに対して。
バックは「愚形の中でもさらに何割か評価を厳しめ」に見積もらなくてはいけない。
愚形1000点でも押せないので、ここはオリ。
ケーテンに対してもここはまだ準備ゾーンだ。
つか黄色い文字はめっちゃ見辛いね。。
知ってる。
先ほどと同じように頭を落としていこう。

うまいことケーテンで張り返して、ツッパゾーンに突入。

対面がドラポンしてるけど、後一回でこれくらいならプッシュ。
なんせツッパゾーンなんだから!
仕掛けに対しても同じイメージ。

發切れば降りれるけど、最終打牌かつ親なら…

見合ってしまう!
下家は余ってないのでテンパイかどうかも怪しいし、打点も不明だしね。
これがピンズ余っててラインも限定的、マンガン以上が確定…なんて状況だったらさすがにオリた方がいいと思う。
このように4つのゾーン…
特に最後の2つ、「準備ゾーン」と「ツッパゾーン」を意識すると、ケーテン押し引きの指針になるかもしれないね。
真剣からしたら信じられない押しに見えるかな?w

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麻雀関係ないですがエナフンさんのブログ復活したみたいです