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ハイテイずらし【Mリーグ検証】

先日のMリーグにおいて、石橋プロがこの四索:麻雀王国をチー。

2019y11m25d_132118857.jpg

リーチ者のハイテイをずらし、結果的にアガリ牌を食いとった形になった。

これをみた視聴者の反応が

「やっぱりハイテイずらしって大事なんだな」
「やれることはやろう!」


と、賛美一辺倒だった。

実は、このハイテイずらしの判断って結構難しい。
ズラせればなんでもズラすべき、というような風潮になるのはよくないので、この判断を検証していこうと思う。


まず、ハイテイずらしってどれくらい得かと言うと、親のリーチをリャンメン待ち(ツモ率6%)、ハイテイ付加により支払うことになる点棒上昇を平均2000点とする(2000オール→4000オール→6000オールの上昇分 4ハン5ハンで変わらないこともあるので2000点より高くなることはないでしょう)と

2000点×0.06=120点

素点だけで考えると100点そこそこだということがわかる。
(ちなみにこの数字は一発消しにも該当する。)

でもハイテイがつくことによって、最終着順が変わる可能性を加味するともっと数字は大きくなるし、そもそもデメリットはないんだから、拾えるものは拾っておこう…というのが、「ずらし派」の意見だと思う。

しかし、実は隠れたデメリットがあるのだ。

それは「ハイテイずらし」より効果の大きい「ハイテイ消し」の可能性を無くしてしまうことである。
そして、上家のリーチに対しては、1番「ハイテイ消し」の可能性が残っているとも言えるのだ。

私はこのことを木原さんのブログから学んだ。

2019y11m25d_132118857.jpg

例えば、この四索:麻雀王国をスルーして發:麻雀王国をツモってきたら、加カンすることにより、上家のツモ番そのものを消すことができる。

これは、素点・順位点の両面で、「ハイテイずらし」より圧倒的な得である。

実際は發:麻雀王国は場に打たれていてもう無いのだが、仮にそれが残っていたり、カンできそうな暗刻や明刻を抱えていたらスルー寄りの要素になることがわかる。

また、他にも「ハイテイ消し」の可能性は残っている。

① 自分のアンカン・加カン
② 西家のアンカン・加カン
③ 北家のアンカン・加カン
④ 西家が切った牌を自分がポン
⑤ 北家の切った牌を自分がポン
⑥ 北家の切った牌を西家がポン


この6通りの現象で、リーチ者のハイテイは消える。
それぞれの可能性は低くとも、合算して考えると…というお話である。

では、石橋プロはスルーするべきだったのか?

細かく見ていこう。
まず自分のカン材はないので、①は消える。
②と③に関しては、場に1枚も見えていない牌はないか見てみる。

すると、八萬:麻雀王国六索:麻雀王国が残っていることがわかる。
西家か北家がハイテイ消そうとカンツを握りしめて構えている可能性もなくはないわけだ。


① 自分のアンカン・加カン
② 西家のアンカン・加カン →可能性アリ
③ 北家のアンカン・加カン →可能性アリ
④ 西家が切った牌を自分がポン
⑤ 北家の切った牌を自分がポン
⑥ 北家の切った牌を西家がポン


続いて④⑤を見ていくと、

2019y11m25d_132118857.jpg

現状、自分が持っている八索:麻雀王国というポン材は、親の筋でもノーチャンスでもないので、オリているように見える他家から鳴ける可能性は低いだろう。

仮に相手の手に七索:麻雀王国の壁があるなら七索:麻雀王国を切るだろうし、六索:麻雀王国が4枚あるならカンをするだろう。

① 自分のアンカン・加カン
② 西家のアンカン・加カン →可能性アリ
③ 北家のアンカン・加カン →可能性アリ
④ 西家が切った牌を自分がポン →可能性低い
⑤ 北家の切った牌を自分がポン →可能性低い
⑥ 北家の切った牌を西家がポン


あとは⑥だが、こればっかりは西家&北家の手牌がわからないだけに何とも言えない。
ただ、リーチに対して安全かつ鳴ける牌ってあんまりないので、これも可能性は低いだろう。

だからこそ南家はポン材に気を配らないといけない。

例えば、1巡前のこの場面。

2019y11m25d_141325746.jpg

これは三筒:麻雀王国が2枚見えてしまったし、他に安全牌がないので三筒:麻雀王国を切るしか無いのだが、もしも安全牌が足りていたのであれば対面の三筒:麻雀王国はポンをしないといけない。
また、南家はポンできそうなトイツはなるべく残しておいたほうがよいのだ。

① 自分のアンカン・加カン
② 西家のアンカン・加カン →可能性アリ
③ 北家のアンカン・加カン →可能性アリ
④ 西家が切った牌を自分がポン →可能性低い
⑤ 北家の切った牌を自分がポン →可能性低い
⑥ 北家の切った牌を西家がポン →可能性低い


トータルすると、自分の手牌から考えて①④⑤が実現しづらく、ハイテイ消しの可能性は通常より低いと言えるので、石橋プロのチーは見合っているように見える…けど微妙なラインだとも思う。

ここで言いたいのは、石橋プロのチーの是非ではなく、「ハイテイずらし」より「ハイテイ消し」に執念を燃やせ、ということだ。
実戦では、なかなかここまで考えるのは難しいが、でも1枚も見えてない牌を探したり、自分のポン材が鳴ける可能性くらいは考える。

なぜ、自分がこんなに「ハイテイ消し」にこだわるかというと、普段打っている「名古屋サンマ」の影響だと思う。

通常、花牌や抜きドラのないサンマは、親がハイテイである。
で、親がオープンリーチなんかしていると、必ずハイテイ前に、西家は開けられた親の手牌を見て、南家に放銃覚悟でポン材を投げるのだ。

だからハイテイ間際の攻防は人より慎重になっているのかもしれない。
簡単にポン材を切りたくないし、あえて暗刻から切って合わせられた牌をポン!なんてこともザラだ。



さて、「リーチの下家は、なるべくハイテイずらしをしないほうがよい」という話しだったけど、これがリーチの対面だったり上家だったら難しくなる。
要素としては「ハイテイずらし」寄りになるとはいえ、リーチの下家にハイテイが回ることを考慮に入れないといけない。

そこにハイテイが回ることはプラスなのか、マイナスなのか…を考えることは本当に難しいのだ。


というわけで、「ハイテイずらし」のメリットの裏に隠れているデメリットを考えましょう!という記事でした。
完全オリ、だからといって思考放棄せずに、やれることをやりましょう!


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Comment

NoTitle 

上家から出てきたのが8sなら、ポンせずにスルーも面白いかもですね。

ツモって来た牌をツモ切れないと他家が8s合わせ打てないかもだからそこが少し難易度高いけど。
上家から8s出たときにコシっちゃった結果スルーして、下か対面から出た8s鳴いたらMリーグ的にはイエローカードなんだろうか。
ハイテイずらした方が得かどうかの計算は、かなりしっかり場を見ないとできないから、瞬時の判断は難しそう。
  • posted by 船橋 
  • URL 
  • 2019.11/25 18:36分 
  • [Edit]
  • [Res]

ZERO@MAXBET 

>船橋さん

私は記事にあるとおり、上家のハイテイはほとんどずらさないので、8sが出てもスルーしますね。

あと、Mリーグにはコシの裁定はないので、特にポンならなおさら問題ないかと思います。
ただ明らかな長考のコシは、論議を起こすかもしれませんね。
  • posted by ZERO 
  • URL 
  • 2019.11/26 17:20分 
  • [Edit]
  • [Res]

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