2017.02/27 [Mon]
最高位戦プロアマリーグの事【麻雀】
前回の記事についたコメント。
これを読んでハッとした。
最近、なかなか結果がでないからか、他人の言動をディスってイライラをぶつけるかのような記事やツイートが増えてきたように思う。
自分にとって麻雀はもう仕事であり、勝つ事が至上命題でもある。
しかし、元はと言えば楽しくて楽しくて…それこそ人生を捧げてもいい、と思って飛び込んだのがこの世界だ。
メンバーをやると、どうしても仕事になり、麻雀が嫌いになる。
嫌いになると向上心を失う。
だから自分はメンバーじゃない麻雀業界との関わり方を模索してきた。
「勝つ事」と「楽しむ事」。
不条理が日常のこの世界では、この2つは相反するベクトルであり、両立させることはなかなか難しい。
それでも自分は、なるべく「楽しく」「ためになる事」を伝えていけたら…と思う。
言いたい事は言う。
しかし少しだけ伝え方を変えていこう。
それではプロアマリーグ。
zeRoはもちろん天鳳が主軸。
しかし他の麻雀に触れる事は必ず何かのプラスになる。
東風戦、天鳳、競技、サンマ…
強くなりたいなら他のステージを毛嫌いせず、飛び込んでみよう。
自分は放銃リスクの高い天鳳と出会い、他家の思考や、進行具合をもの凄く考えるようになった。
時として天鳳で培った「守備」や「読み」がフリーやサンマ、他のステージで役に立つ事は、いくらでもある。
その昔、雀鬼流に染まってた時も、「ゼンツしても意外と刺さらないんだな」ってのも学んだ事がある。
どんな経験も必ず糧となる…
そういう思いがあり、競技ルールの世界に飛び込んでみた。
最高位戦プロアマリーグ。
赤ナシの最高位戦ルールで行われるこのリーグ戦は全八節。
競技の腕自慢が集まり、必ずプロが同卓する。
何かの気付きを得るため。
そして腕試しも兼ねてー。
1節4000円。
会員が3500円。
これは一般的にちょっと高いと思う。
会員費が登録料込みで5800円であり、他にも特典はあるとはいえ、お得感は全くない。
8節フルに参加してもペイできない。
節を追うごとに参加者は減っていくらしい。
成績が悪くなってしまったらどうしても萎えるもんね。
そこで、全節まとめ払いを10000~20000円とかに設定して、会員しかまとめ払いは選択できない…というふうにしてみたらいかがだろうか。
これなら会員になりたいって思うし、多少負けても払ったんだから参加しようってなる。
・会員を増やしたい
・節の後半も参加人数を維持したい
という運営と
・なるべく安く費用を抑え、たくさん打ちたい
という参加者。
相互にとってメリットがあるように感じる。
さて、そんなプロアマリーグ。
以前までの血気盛んな自分なら、いい成績を残したい、決勝に残りたい、優勝したい!という思いに駆られていたであろう。
しかし鳳凰卓での5000半荘が悟らせてくれた。
麻雀、勝とうと思って勝てるなら苦労しないw
そうなんだ。
「勝とう」と思う気持ちは、何の利益ももたらさない。
むしろ「勝とう」と思う気持ちは、一周回って、その一番大事な「勝ち」を遠ざけしまう。
なんなら、昔の自分は、祈れば欲しい牌をツモれると思っていたw
ギリギリと力強く盲牌をする。
結果、感情的になってしまい、冷静な判断ができなくなる。
「一回戦どうだったー?」
知り合い同士で話してる。
どうでもいい。
他人の成績はもちろん、自分の成績もどうでもいい。
「プラスで終えたい」
「勝ちたい」
そんな目標を立てる事に何の意味もない。
麻雀である以上、それはどうにもならない領域なのだ。
俺の目標は、赤ナシの感覚を身に付ける事。
新たな引き出しを増やす事。
そして次の選択肢を冷静に判断・処理する事。
それが結果として、自分のパフォーマンスを一番発揮できると思っている。
そんな思いが奏功して、1節も2節も3回戦終了時に、4/40で残れる決勝が見えてくるくらいの好位置にいた。
それすら、どうでもいい。
祈ってもどうにもならない。
力を入れても、ツモが変わるわけでもない。
祈る事や、力を入れる事は戦いにおいて邪魔にしかならない。
変わったな、俺も。
成長したのか。
それとも枯れ果てたのかw
以下、赤ナシで感じた事。
やはり、「打点」が大事。
メンピンドラ1は勝負手。
マンガンが超絶偉い。
薄かろうがバックだろうが、マンガン見えてたらガンガン押していく。
赤ナシだとそうそう酷い事にならない。
いや、なる時はなるんだろうけど、その頻度の話。
…しかし、「打点」が偉いのは共通認識。
そこで頑張っても、普段競技を打ってるプロや猛者達と差をつけることはできない。
そこで、差をつけるとしたら、やはり天鳳で培ってきた「速度」だ。
「打点」が見えたら、もちろん目一杯追う。
クイタンドラ1の2000点もそこそこ偉いんだけど、シャンテンになったらギリギリまでリーヅモタンドラ1を狙う。
しかし「打点」が見えない時は最速でかわし手を入れる。
当たり前っちゃー当たり前の事かもしれないけど、「打点」作りが上手い人…手役をみて、局の終盤で勝負する人って、遠くて安い仕掛けを嫌う傾向にあると思う。
しかし、そういう仕掛けを入れてみた感じ、そうそう酷い事にはならない…と感じた。
リーチに詰まる事も少ないし、仮に放銃しても半分くらいは安手だ。
これならケーテン込みでかわし手をいれる見返りは十分にある。
「打点」と「速度」のハイブリッド。
木原さんとコバゴーをフュージョンさせるイメージ。
自分が思いつく事なんか、誰もが通る道だろう。
しかし、試して経験してみないことには何も始まらない。
プロアマリーグ、第3節以降も、自分の麻雀の為に、結果を気にせず、目の前の選択を冷静に処理していきたいと思う。

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>zeroさんみたいに麻雀が強い人が字面だけかもしれないですけど切り捨てるような発言をしていると悲しいです。
これを読んでハッとした。
最近、なかなか結果がでないからか、他人の言動をディスってイライラをぶつけるかのような記事やツイートが増えてきたように思う。
自分にとって麻雀はもう仕事であり、勝つ事が至上命題でもある。
しかし、元はと言えば楽しくて楽しくて…それこそ人生を捧げてもいい、と思って飛び込んだのがこの世界だ。
メンバーをやると、どうしても仕事になり、麻雀が嫌いになる。
嫌いになると向上心を失う。
だから自分はメンバーじゃない麻雀業界との関わり方を模索してきた。
「勝つ事」と「楽しむ事」。
不条理が日常のこの世界では、この2つは相反するベクトルであり、両立させることはなかなか難しい。
それでも自分は、なるべく「楽しく」「ためになる事」を伝えていけたら…と思う。
言いたい事は言う。
しかし少しだけ伝え方を変えていこう。
それではプロアマリーグ。
zeRoはもちろん天鳳が主軸。
しかし他の麻雀に触れる事は必ず何かのプラスになる。
東風戦、天鳳、競技、サンマ…
強くなりたいなら他のステージを毛嫌いせず、飛び込んでみよう。
自分は放銃リスクの高い天鳳と出会い、他家の思考や、進行具合をもの凄く考えるようになった。
時として天鳳で培った「守備」や「読み」がフリーやサンマ、他のステージで役に立つ事は、いくらでもある。
その昔、雀鬼流に染まってた時も、「ゼンツしても意外と刺さらないんだな」ってのも学んだ事がある。
どんな経験も必ず糧となる…
そういう思いがあり、競技ルールの世界に飛び込んでみた。
【第一回 「最高位戦東海プロアマリーグ」】
— 最高位戦東海支部 (@saikouisentouka) 2017年2月23日
現在の第2節参加者一覧です!
定員まで残り3名となっております。 pic.twitter.com/aTlVDLjWEe
最高位戦プロアマリーグ。
赤ナシの最高位戦ルールで行われるこのリーグ戦は全八節。
競技の腕自慢が集まり、必ずプロが同卓する。
何かの気付きを得るため。
そして腕試しも兼ねてー。
1節4000円。
会員が3500円。
これは一般的にちょっと高いと思う。
会員費が登録料込みで5800円であり、他にも特典はあるとはいえ、お得感は全くない。
8節フルに参加してもペイできない。
節を追うごとに参加者は減っていくらしい。
成績が悪くなってしまったらどうしても萎えるもんね。
そこで、全節まとめ払いを10000~20000円とかに設定して、会員しかまとめ払いは選択できない…というふうにしてみたらいかがだろうか。
これなら会員になりたいって思うし、多少負けても払ったんだから参加しようってなる。
・会員を増やしたい
・節の後半も参加人数を維持したい
という運営と
・なるべく安く費用を抑え、たくさん打ちたい
という参加者。
相互にとってメリットがあるように感じる。
さて、そんなプロアマリーグ。
以前までの血気盛んな自分なら、いい成績を残したい、決勝に残りたい、優勝したい!という思いに駆られていたであろう。
しかし鳳凰卓での5000半荘が悟らせてくれた。
麻雀、勝とうと思って勝てるなら苦労しないw
そうなんだ。
「勝とう」と思う気持ちは、何の利益ももたらさない。
むしろ「勝とう」と思う気持ちは、一周回って、その一番大事な「勝ち」を遠ざけしまう。
なんなら、昔の自分は、祈れば欲しい牌をツモれると思っていたw
ギリギリと力強く盲牌をする。
結果、感情的になってしまい、冷静な判断ができなくなる。
「一回戦どうだったー?」
知り合い同士で話してる。
どうでもいい。
他人の成績はもちろん、自分の成績もどうでもいい。
「プラスで終えたい」
「勝ちたい」
そんな目標を立てる事に何の意味もない。
麻雀である以上、それはどうにもならない領域なのだ。
俺の目標は、赤ナシの感覚を身に付ける事。
新たな引き出しを増やす事。
そして次の選択肢を冷静に判断・処理する事。
それが結果として、自分のパフォーマンスを一番発揮できると思っている。
そんな思いが奏功して、1節も2節も3回戦終了時に、4/40で残れる決勝が見えてくるくらいの好位置にいた。
それすら、どうでもいい。
祈ってもどうにもならない。
力を入れても、ツモが変わるわけでもない。
祈る事や、力を入れる事は戦いにおいて邪魔にしかならない。
変わったな、俺も。
成長したのか。
それとも枯れ果てたのかw
以下、赤ナシで感じた事。
やはり、「打点」が大事。
メンピンドラ1は勝負手。
マンガンが超絶偉い。
薄かろうがバックだろうが、マンガン見えてたらガンガン押していく。
赤ナシだとそうそう酷い事にならない。
いや、なる時はなるんだろうけど、その頻度の話。
…しかし、「打点」が偉いのは共通認識。
そこで頑張っても、普段競技を打ってるプロや猛者達と差をつけることはできない。
そこで、差をつけるとしたら、やはり天鳳で培ってきた「速度」だ。
「打点」が見えたら、もちろん目一杯追う。
クイタンドラ1の2000点もそこそこ偉いんだけど、シャンテンになったらギリギリまでリーヅモタンドラ1を狙う。
しかし「打点」が見えない時は最速でかわし手を入れる。
当たり前っちゃー当たり前の事かもしれないけど、「打点」作りが上手い人…手役をみて、局の終盤で勝負する人って、遠くて安い仕掛けを嫌う傾向にあると思う。
しかし、そういう仕掛けを入れてみた感じ、そうそう酷い事にはならない…と感じた。
リーチに詰まる事も少ないし、仮に放銃しても半分くらいは安手だ。
これならケーテン込みでかわし手をいれる見返りは十分にある。
「打点」と「速度」のハイブリッド。
木原さんとコバゴーをフュージョンさせるイメージ。
自分が思いつく事なんか、誰もが通る道だろう。
しかし、試して経験してみないことには何も始まらない。
プロアマリーグ、第3節以降も、自分の麻雀の為に、結果を気にせず、目の前の選択を冷静に処理していきたいと思う。

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連盟Aみたいな赤無し裏無しだと逆にリーチが弱くなるのも面白い。