2016.10/25 [Tue]
1つの判断要素に囚われるべからず【麻雀】
何が起こってるのかわからない。
ちょっと前に十段から降段したばっかりだというのに、100戦で降段戦だ。
打ち方はブレてないつもりだけど、やはり変わってしまってるのか?
この100戦の牌譜を見返すと、アンラッキーなのは間違いないけど、それでも乱雑な選択も目立つ。
本日は反省もふまえて、乱雑な選択を見ていこう。
↓
オーラス。
上家からリーチが入った。
倍満打ってもラスにはならない。
こういう時の2着目は非常に計算がしやすい。
2着キープで+45pt
から
3着転落で0pt
トップで90pt
上も下も45ptと等距離なので、単純に「3着に落ちてしまう確率よりトップになれる確率が高ければ押してよい」となる。
そこで上家のリーチを考えてみる。
上家としてはラス回避が至上命題であり、ハネマンツモって2着を狙おう…!なんて事はあまり考えてない、とみる。
役無し濃厚、そして多分好形。
怪しげな捨て牌だけど、ソウズの一色手やチートイドラドラみたいな手はなさそう。
そう考えると、マンガンさえ打たなければ2着キープできるので、相当押してもいい…と感じた。
役無しという事は、赤も2枚見えてる事もあってマンガンと言われる事は少なさそう。
当然こんな6pは切っていく。
そして…
テンパイ。
赤が全部見えた。
1pは枯れてしまったが、4pが現物だというのにこれまで切られなかったという事は、山に眠ってる可能性は高そう。
1sも切る。
待望の4pは顔を出さず、そこへ持ってきた2m。
かなり厳しいラインだけど一応ワンチャンスだ。
アガリは十分見込め、リスクも限定的。
放銃。
読み通り役無し・好形だったけどドラヘッド。
裏が乗って3着になってしまった。
この流れを今見返してみても、まぁそこまで悪くない…というか押しが正解なんじゃないかな、とは思った。
放銃しても2着キープのパターンのが圧倒的に多い。
しかし、その選択に至るまでの思考の過程。
ここに少々難アリ。
自分の悪い癖として、数多くある判断要素から、押し優位になる判断要素だけを探す部分がある。
なんとかして押したいw
今回で言うと「打っても多分2着」という要素だ。
もう好形と読んだのなら1/2で刺さるラインだぞ?w
(仮に1/2放銃としてもテンパイノーテンでトップになる可能性が高いので押す価値はある…と思う)
選択の岐路に立った時、1つの判断要素にとらわれる事なく、総合的に考えるようになりたい。
また悪例をみていこう。
ラス前でライバルのラス目からリーチ。
こちらは3900テンパイ。
この1mを押すか。
場にソウズは安く、前巡にオリたようにみえる4s空切りがあるので36sはかなりアガれそう。
ほら、こうやってすぐ押し有利の要素だけをピックアップしてしまう。
選択の岐路に立った時は、それぞれの選択した後の世界で比較する。
今回の場合だと
3900のアガりは大きいといえば大きいけど、それは下家のリーチを蹴るという事が大きいワケで、決して順位がアガるわけでもない。
この深い巡目、例え自分の親でも「局消化」の価値は高い。
オリて流局させても、「蹴る」という事につながらないだろうか。
これは先ほどの例と違って、明らかな「判断ミス」だったな…って思う。
もう三段目のワンチャンスは存在しないものとして考えた方がいい。
最後の悪例w
まずは南一局のほぼ平場的な点棒状況でピンフドラ4をテンパイ。
仕掛けてる人の現物だし、ダマに構える。
すると上家が西を加カン
と、なると当然ムッカー!ときてw
リーチするわけだけど、フリーならこれでいい。
しかし祝儀のない天鳳だと微妙。
もともと高打点なのでアガれる確率を下げる行為はよくない。
ましてや加カンしたところの現物だ。
現物の意味がさらに輝きを増してると言えよう。
ややフラットとはいえもう南場、決定打を狙うよりもラスへの決定打にならない事に尽力すべきだ。
「裏ドラがたくさんみえる!&牽制力アップ!&一発で決めてやるぜ!()」
という要素に囚われて
「もともと高打点&目立ってるところの現物」
という要素を見失ってた。
この放銃が響いてラス。
ちょっとした判断ミスを咎めてくれるから成長できる、俺はツイてる!
と思って打ち続けよう。
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ちょっと前に十段から降段したばっかりだというのに、100戦で降段戦だ。
打ち方はブレてないつもりだけど、やはり変わってしまってるのか?
この100戦の牌譜を見返すと、アンラッキーなのは間違いないけど、それでも乱雑な選択も目立つ。
本日は反省もふまえて、乱雑な選択を見ていこう。
↓
オーラス。
上家からリーチが入った。
倍満打ってもラスにはならない。
こういう時の2着目は非常に計算がしやすい。
2着キープで+45pt
から
3着転落で0pt
トップで90pt
上も下も45ptと等距離なので、単純に「3着に落ちてしまう確率よりトップになれる確率が高ければ押してよい」となる。
そこで上家のリーチを考えてみる。
上家としてはラス回避が至上命題であり、ハネマンツモって2着を狙おう…!なんて事はあまり考えてない、とみる。
役無し濃厚、そして多分好形。
怪しげな捨て牌だけど、ソウズの一色手やチートイドラドラみたいな手はなさそう。
そう考えると、マンガンさえ打たなければ2着キープできるので、相当押してもいい…と感じた。
役無しという事は、赤も2枚見えてる事もあってマンガンと言われる事は少なさそう。
当然こんな6pは切っていく。
そして…
テンパイ。
赤が全部見えた。
1pは枯れてしまったが、4pが現物だというのにこれまで切られなかったという事は、山に眠ってる可能性は高そう。
1sも切る。
待望の4pは顔を出さず、そこへ持ってきた2m。
かなり厳しいラインだけど一応ワンチャンスだ。
アガリは十分見込め、リスクも限定的。
放銃。
読み通り役無し・好形だったけどドラヘッド。
裏が乗って3着になってしまった。
この流れを今見返してみても、まぁそこまで悪くない…というか押しが正解なんじゃないかな、とは思った。
放銃しても2着キープのパターンのが圧倒的に多い。
しかし、その選択に至るまでの思考の過程。
ここに少々難アリ。
自分の悪い癖として、数多くある判断要素から、押し優位になる判断要素だけを探す部分がある。
なんとかして押したいw
今回で言うと「打っても多分2着」という要素だ。
もう好形と読んだのなら1/2で刺さるラインだぞ?w
(仮に1/2放銃としてもテンパイノーテンでトップになる可能性が高いので押す価値はある…と思う)
選択の岐路に立った時、1つの判断要素にとらわれる事なく、総合的に考えるようになりたい。
また悪例をみていこう。
ラス前でライバルのラス目からリーチ。
こちらは3900テンパイ。
この1mを押すか。
場にソウズは安く、前巡にオリたようにみえる4s空切りがあるので36sはかなりアガれそう。
ほら、こうやってすぐ押し有利の要素だけをピックアップしてしまう。
選択の岐路に立った時は、それぞれの選択した後の世界で比較する。
今回の場合だと
オリる→大体流局、7600点差から3~4000点詰められてオーラス。もしくは下家のツモアガリ。
押す→あがれたとしても3900でもう一局。しかし刺さったらデバサイ。
3900のアガりは大きいといえば大きいけど、それは下家のリーチを蹴るという事が大きいワケで、決して順位がアガるわけでもない。
この深い巡目、例え自分の親でも「局消化」の価値は高い。
オリて流局させても、「蹴る」という事につながらないだろうか。
これは先ほどの例と違って、明らかな「判断ミス」だったな…って思う。
もう三段目のワンチャンスは存在しないものとして考えた方がいい。
最後の悪例w
まずは南一局のほぼ平場的な点棒状況でピンフドラ4をテンパイ。
仕掛けてる人の現物だし、ダマに構える。
すると上家が西を加カン
と、なると当然ムッカー!ときてw
リーチするわけだけど、フリーならこれでいい。
しかし祝儀のない天鳳だと微妙。
もともと高打点なのでアガれる確率を下げる行為はよくない。
ましてや加カンしたところの現物だ。
現物の意味がさらに輝きを増してると言えよう。
ややフラットとはいえもう南場、決定打を狙うよりもラスへの決定打にならない事に尽力すべきだ。
「裏ドラがたくさんみえる!&牽制力アップ!&一発で決めてやるぜ!()」
という要素に囚われて
「もともと高打点&目立ってるところの現物」
という要素を見失ってた。
この放銃が響いてラス。
ちょっとした判断ミスを咎めてくれるから成長できる、俺はツイてる!
と思って打ち続けよう。
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- [元麻雀プロが天鳳に挑戦]
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気合いを入れすぎず気楽にいきましょう
麻雀なんて勝てないときは割りとムリゲーです
何段に落ちてもZEROさんの実力を疑う人はいまさらいないでしょうしね
本音
もっと苦しんでる姿がみたいです